チョコレート(Monster’s Ball)

梅雨入りしたものの、なんとか曇り空の土曜日。
本当は刺繍教室に行くはずでしたが、面倒くさくなり、来週の木曜日にレッスンを振り替えてしまいました。
で、早起きついでにスカパーを見ていると、前から気になっていた映画がやっていました。
ハル・ベリーが、黒人女性として初めてアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した「チョコレート(Monster's Ball)」という映画です。


またもや冒頭を見逃してしまったのですが、ほんの少しだったし、スカパーの番組解説で筋は把握できたので気にせず鑑賞。
それにしても、次々と降りかかる悲劇や、全体を流れる「生きていくこと自体の苦しさ」に、休日の午前中に見るには重過ぎたな・・・とも思ったのですが、この話がどう終わるのかどうしても気になり、最後まで観てしまいました。
ハル・ベリーの演技は、素人の私が見てもスゴイと思わせる迫力で、泣き叫ぶような派手なシーンも上手いのですが、一番印象に残ったのは最後のシーンでした。
最後、チョコレートアイスクリームを食べさせてもらう彼女の表情が、怒りとか不信とか悲しみとかそういう感情から、許して受け入れていくような、なんとも言えない表情に変わっていくのです。
複雑な表情ひとつで物語の結末すべてを表すなんて、これってこの演技力ナシではこの映画は成り立たなかったのでは、と思いました。
そして思わず、Amazonのカスタマーレビューを読んでしまったのですが、私と似たような感想を書いている人がいました(笑)。
あと、邦題は「チョコレート」なのですが、原題は「Monster's Ball」といい、この意味はAmazonの解説によると「怪物の舞踏会」という意味だそうです。
Amazonの言うとおり、意味深なタイトルです。


専業主婦になって時間的に余裕が出来たし、これからもいい映画を沢山見ていきたいなと思いました。