maid in manhattan

今日から夫が海外出張。
自分ひとりだと思うと、いつにも増してすっかり気が緩み、学生時代の夏休みのようにダラダラ過ごしてしまいました。
ダラダラしている自分がイヤになる頃には時間も無駄に過ぎていて、もう真夜中。
それでもなんとなくスカパーを見ていると、あぁまたマイ・ベスト・ムービー「ノッティングヒルの恋人」のラストシーンが放映されているではありませんか。
それですっかり覚醒してしまい、そのままスカパーを見続けていたら、次の映画が始まってしまいました。


メイド・イン・マンハッタン」 ― ジェニファー・ロペス主演のラブストーリーです。
“マンハッタン製”ではなく、マンハッタンで働くメイドさん(ホテルの客室係)のことです、念のため。
正直、最後まで見るつもりはなかったのですが、気がつくと最後まで見てしまっていました。
結果はハッピーエンドに違いない、という安心感を持ちながら、気持ちよくサラ〜っと見れちゃう映画なのです。
セレブでギラギラしていた印象のジェニファー・ロペスが、彼女自身と同じブロンクス出身のプエルトリコ女性を等身大で演じていて、こっちが本当の彼女に近いんだろうなぁと、なんだか親しみを覚えました。
相手役の男性はレイフ・ファインズ。どこかで見たことあるなぁ、と思っていたら、「イングリッシュ・ペイシェント」の俳優さんでした。
あの時の重たい演技とは対照的でしたが、ちゃんと政界のプリンスオーラが出ていて素敵でした。


でも、個人的には、ストーリーやキャストや衣装なんかよりも、マンハッタンが舞台、というところに魅かれました。
私の夫は結婚前の1年間、仕事でマンハッタンに住んでいたのです。
私は計3回会いに行き、滞在中はすっかりニューヨーカー気分でマンハッタン内を散策したものでした。
なので、映画の中の景色がなんだか懐かしくて、嬉しくなって見てしまったのです。


マンハッタンを思い出し、ちょっと恋愛時代の初心に帰れた気分になりました。