異文化交流 at The Bon Festival

今日は、結婚して初めてのお盆。
東京育ちの私は、お盆という風習にはあまり馴染みがありません。
子供の頃、母の実家の新潟に帰省した時にお墓参りをしたくらいで・・・
なので、てっきり夫の家族だけでお墓参りをするのかと思っていた私。
親戚一堂集まるような大きなイベントとは思っていなかったのです。
これって早速、“非常識な都会の嫁”かしら・・・?


ホテルに前泊していたので、朝は比較的ゆっくり。
朝ごはんもきちんと食べました。
ホテルに泊まった時の一番の楽しみは、やっぱり朝ごはん。
おいしいコーヒーで一日を始められると幸福です。


車で迎えに来てもらって、まずは手土産のお菓子を追加購入。
そうこうしている間に、外の気温がどんどん上がっていきます。
茨城ってこんなに暑いの?!っていうくらいの猛暑です。
しっかりめに塗ったメイクも、みるみる溶けていきます・・・


親戚の皆さんに会うのは、私たちの結婚式以来。
結婚式に来て下さったお礼を言いながら、おとなしくしておりました。
最初は緊張したけれど、うるさい事を言われる雰囲気じゃないし、途中から割りとリラックス。
それにしても、お墓参りなんて本当に久しぶりで、なんだか新鮮でした。
新聞紙をボーボー燃やして、束でお線香に火をつけるワイルドさには驚きましたが・・・
お参りをしながら、心の中で「はじめまして」とご挨拶。
結婚して親戚になるって、こういうことなのねぇ、と改めて実感しました。


それにしても、同じ日本でも、茨城と東京とはやっぱりかなり違います。
同じ日本語をしゃべるけれど、“異文化交流”という感じがするのです。
私は初対面の人とも色々話せるし、かなり社交的なほう。
表情も豊かだと言われるし、身振り手振りで表現し、思っていることも口に出すタイプです。
自分の周りもそういう人ばかりだし、外国人の友達なんかはもっとそうだし、そういうコミュニケーションが当たり前だと思って生きてきました。
でも、茨城の親戚の方々は、大半がその正反対といった感じで、最初はかなり衝撃だったのです。
いつも全然リアクションがないので、かなり拍子抜けし、何を考えているのか色々詮索したものでした。
正直、嫌われているのかと思ったくらい。
私の常識では、「相手を褒めずに黙っている」というのは「相手に悪い印象を持っている」というのとイコールで、ネガティブです。
ところが、夫の解説によると、「相手を悪く言わずに黙っている」というのは「相手に悪い印象を持っていない(もしくは良く思っている)」ということでポジティブなのだそうです。
うーん、なんという違い・・・!
個々人の性格の違いよりは、やはりカルチャーの違いが大きいという感じがしました。
なんていうと、茨城の人に「それは違う!」と言われてしまいそうですが・・・
でもやっぱり、全般的に見て、都会に住んでいる人のほうが社交上手という感じがします。
でもきっと、関西の人なんかは、もっと賑やかでフレンドリーなんだろうなぁ。
そう思うと、狭い日本でも色んな人、カルチャーがあって、色々と国内旅行をして地元の人と交流をしたら楽しいような気がしてきました。


まぁそんなこんなで、異文化に思いを馳せながら、挨拶に行ったり、食事をしたりしていたら、あっという間にもう帰る時間。
夫は明日から会社なのです。
列車の予約をしていなかったので、混雑する水戸駅のひとつ手前の駅に連れて行ってもらい、無事自由席に座ることができました。


お盆の帰省と言っても、夫の実家は色んな仕来りがあるわけではないので、とてもラクでした。
うるさいこと何も言われないし、お義母さんにはかえって気を遣ってもらってる感じがして・・・私はラッキーかもしれません。
でもそれでも、やはり気疲れでしょうか、帰ってきたらドッと疲れが・・・
たいして動いてもいないのに、体の節々が痛いほど疲れています・・・何故?
当然料理する気力などなく、また夫と牛角へ・・・!
ダイエットを堂々と中断し、猛烈に食べてしまいました。
食べ終わると同時に、堪え切れないような睡魔が・・・


結局、コンタクト入れっぱなし、メイクしっぱなし、洋服着っぱなし、でなんと翌朝まで眠ってしまったのでした・・・!